援農インターン活動報告(No.1)
こんにちは。この度、野良の会が行う援農インターンに参加させていただいた黒田陸(くろたりく)です。
いつもはなかなか関われない他大学やインターン生の人達と、それも畑の上で交われる援農インターンは
日常には無い新鮮さという言葉以上の貴重な経験でした。
未だ活動は始まったばかりですが記す事が尽きないほどの体験ができた援農インターンを紹介しようと思います。
まず初日に訪れたのはいちじくなどを栽培する嶋根さんの農園。私自身、農業にはてんで無知な素人でしたが、
農家やボランティアの方達から鎌の扱いからなにまで教えていただきその日のうちには鎌を上手く扱えるように
なりました。鎌が手になじむのと同じ様に畑作業を行ううちに初対面だった人たちとも互いになじんでいけたのは
このインターンの特殊で他では無いような暖かい雰囲気からと感じました。
暑い中の作業でしたが、細かな休憩と農家さんの手厚い気遣いのお陰で無事に草刈りを終えるといちじくの収穫を
させていただけることに。人生ではいちご狩りの際にしか入ったことのなかったビニールハウスに入れていただき
人生初のいちじくの収穫作業。繊細ないちじくを慎重に摘み取り、ありがたいことにお土産としていただきました。
取れたてのいちじくは熟した優しい甘さと自然ななめらかさがあり夏の暑さを受けた身体にぴったりでした。
続いて訪れたのは松戸の特産、矢切ねぎも育てる近藤さんの農園でした。夏場ということで今回手伝わさせて
いただいたのはねぎではなくひょうたんのような形をしたかぼちゃ、バターナッツの畑。恥ずかしながら私は
あまり詳しくない野菜でしたが実際にみてみると、立派な野菜で思わず手に取りたくなるような野菜でした。
援農インターンに参加しなければ知れなかったかもしれないバターナッツとの出会いに喜んでいると、
農家さんから驚きの言葉が、なんと畑に見事に実っているバターナッツは今年初めて栽培したとのこと。また、
バターナッツは自宅や販売所で売っているらしく農家さんの新しいことに挑むバイタリティと強さを間近に
感じさせられました。休憩中には農家さんの生活や人とのつながりの話が聞け、楽しい時間を過ごせました。
バターナッツを自宅でいただくと一般的なかぼちゃより口当たりがよく癖のない甘さと味を感じられ、多様な料理に
いかようでも使えそうな印象を受けました。
今後も続くインターンですが、農業を通して見えていくものという観点から、私たちが残せるものを模索して、
芽吹かせて、成長させるよう取り組んでいこうと思います。
黒田 陸