援農インターン2025夏季修了式 2025年10月4日

 夏の猛暑も峠を越した感がするこの頃、大学生による「援農インターン」も無事に終了する事ができました。

残念ながら今年はお一人だけの参加でしたが、最後まで元気にやり遂げてくれました。あいにく「松戸まつり」と重なり、ご来賓の松戸市農政課からのご出席は叶いませんでしたが、松戸繁和課長より労いのご祝辞を賜り、代読をさせて頂きました。

活動報告をしてくれた千島穂乃実さんからは、子供の頃におじいさんの農作業を手伝った思い出と比較してありとあらゆる作業をこなす農作業の厳しさ、過酷さと全国に蔓延している耕作放棄地の問題、農産物の価格上昇の問題に関連して、消費者も生産者の目線に立つ必要性などが提起されました。

農家代表として参加した高橋光好さんからは、先祖代々受け継いで来た農地や農耕設備、資産を後継者がいないからと言って簡単に手放す事の難しさや、若者が農業を後継しない最大の問題として他業種に比較して、労多くして益少ない所得格差の問題が指摘され、参加したボランティアからも、千島さんを始め若い世代がこういう体験を通して、今後の日本の農業のあり方について政治的に解決する道を模索していって欲しいとのアドバイスがありました。

短時間の質疑でしたが、修了書の授与と最後に米山典克さんより、遠路参加してくれた千島さんに対して感謝の意を表すると共に今後の活躍を期待する言葉で締めくくって頂きました。

終了後は、松戸駅に移動して、生憎の雨模様の中、松戸まつりを見学がてら「野良の会」の宣伝用パンフレットを配る宣伝活動もやっていただきました。

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