援農インターン活動報告(No.5)
2024年9月28日
こんにちは。野良の会さん主催の「援農インターンシップ」に参加させて頂きました。学習院大学3年の荒川琴です。
私は今までの人生で、農業に関わった経験はあまりありません。ですが、あえて関わったことのない分野に触れてみることで新しい学びや経験ができると思い、お誘いをきっかけに参加しました。
このブログでは、農家さんからのお話で印象に残ったことについて、二つ紹介したいと思います。
まず最初になるほどと思ったことは、余った野菜をそのまま捨ててしまう理由についてです。
授業で何度か、採れすぎてしまった野菜をトラクターで踏みつぶしてしまう写真を見たことがありました。その時は「近所の住民に配らないのだろうか?」と思っていましたが、農家さんに話を聞いたところ、「無料で配ってしまうとその人たちがスーパーで野菜を買わなくなる。結局ダメージが来るのは自分(農家)たちなのだから、そうなるくらいなら肥料にした方がまだ良い」とのことでした。私はこれまで「いかに食品ロスをなくすか」だけに焦点を当ててしまっており、農家の方の経済事情にまで考えが及んでいなかったことを実感しました。多角的な視点で考えさせられる良い経験だったと思います。
もう一つは、農家の方が設置している自動販売機などについてです。 近藤さん、松戸さんの農園を訪問した際、野菜の直売所を見かけました。スーパーよりも若干安く、簡単に購入できるものになっていましたが、どうにもスーパーに比べて寂しい印象があります。中には「バターナッツかぼちゃ」という(恐らく)あまり馴染みのない野菜も陳列してあるので、中々手に取りづらいのではないだろうかとも思いました
ですので、「その野菜の栄養素やおすすめの食べ方などをまとめ、チラシorQRコードにして置いておく」「わかりやすいように旗や看板を立てておく」など、自分なりに改善案を考えたりもしました。活動報告の際に伝えられたらと思います。
この二か月、参加できた日数は少なかったものの、それでも楽しく学びのある経験をたくさんさせてもらいました。
余談になりますが、8月初回の活動は猛暑の中で中々ハードなものでしたが、9月になるとやはり涼しさを感じました。
心なしか、気温の変化に敏感になったような気がします。
私の報告はこれにて締めさせて頂きます。お読みいただきありがとうございます!
荒川琴